2010年8月27日金曜日

初めての採血

「三四郎、ちょっと話があるから上がってきなさい。」
「話?」











「良い話?悪い話?」








「ちゃんとそこに座って。」






「今日はね、三ちゃん、採血するのよ。」







「サイケツ?何それ?美味しいの?」





「いつかチェコを離れる日がくるでしょ。そしたら違う国に移動するでしょ。国によってはね、三ちゃんが狂犬病の疑いがないことを証明するものが無いと受け入れてくれないんだよ。手続きにはすごく時間がかかるから、今から準備しておかなきゃいけないのよ。お引越しが決まってからじゃ間に合わないんだよ。」





「えーーそうなの?痛い??」








「い、痛くないよ」






「ほんと?じゃーいいよ。お出かけできるってことでしょ?」








「そうだよ、三ちゃん。今日はパパ、三ちゃんのためにいつもより早く帰ってきてくれたんだよ。」

「・・・・・・。」






「ねーねー、ほんとに痛くないの?そのサイケツ」


「僕、怖いよう」






「大丈夫よ。ほら、着いたよ。」





「ここ、来たことあるよ!!細い銀色のものをお腹に刺されたんだよ!!!絶対痛いよ!!!!やだやだ!!」

「大丈夫。大丈夫。」




------------------------10分後--------------------------------


















「ママのうそつき。」





「ごめんごめん、でもこれでいつかパパの異動が決まっても安心だね。」



包帯姿が痛々しい。。。。


でももりもり食べてたから大丈夫だね!!

よく頑張った。お疲れ様。






そんな三ちゃんのために今日はロールケーキ作ったよ。


全部パパの胃におさまったけどね。